Super! drama TVにて。全話一挙放送があったので、HDに落として毎日ちびちび見る。
シアトル沖に浮かぶハーパーズ島。ここで七年前にウェイクフィールドと言う男が島民六人を惨殺するという事件が起こる。やがて犯人は保安官により射殺。事件は終わりに見えた。だが……。
そして現代。保安官の娘で件の事件で母親を殺されたアビーは、その時以来島を離れていたが、幼馴染で親友のヘンリーが大富豪の娘と結婚することになり、その招待を受ける。ところが式の会場はなんとその島のホテル。事件のトラウマを引きづったまま、結局島を訪れたアビーだったが、その背後で島民や招待客が次々と殺されていく、新たな連続殺人が繰り広げられていて……というストーリー。
毎回毎回人が惨殺されまくって(最低でも一人、最高ではなんと五人!)、次回へのヒキやどんでん返しが乱れ撃って、なかなか飽きさせない。殺人の存在そのものを登場人物たちになかなか気づかせない演出もユニーク。主要キャラだけでも十数名近くいるが、それぞれが個性的でかき分けもきっちりしているので、混乱することもない。
ただ……後半近くなってくると、ちと食傷気味になってくるのは否めない。特に「実は○○○は○○○いた!」という展開にいたっては、なんだかあなあ、という感じ。そのせいか、結末は一番無難で安易な(それも作り手側にとって)着地点に陥ってしまっている。
個人的に一番気になるのは、真犯人が○○○の○○というオチ。○○学かよ!と、ひとりでツッコミを入れたりして。
そう考えると、同じ大量・猟奇殺人でも、横溝正史の金田一ものとか、動機もシチュエーションも、すごく考えられて作られていたんだなあ。といまさならがらに、思ったりもしましたです。
大風呂敷を広げるだけ広げて、そのたたみ方を雑にしてしまったのが、ちと残念な作品。