その日暮らしの記
ぼやき日記

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ホラー映画ベストテン

 まーた、間隔があいてしまいましたが。

 予告通り、「男の魂に火をつけろ!」にてワッシュさんが行っている「ベストテン」企画に参加します。今年は「ホラー映画ベストテン(http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20121031)」! ラインナップはすぐに上がったのですが、コメントとか考えていたら、ぎりぎりになってしまいました。

 長くなったので、とりあえず収納……。
1.サイコ
 ('60 監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー)

 まずは何と言ってもこれ。才能のある著名な監督が、病んだ作家のプロットの一部「だけ」を拝借し、若い実力派の脚本家をうまく使い、モノクロ・低予算を逆手にとって、「恐怖」を「娯楽」の高みまで引き上げた大傑作。ほとんどのホラー映画は、この映画の「呪縛」から、未だに逃れることができないでいる。さて一部で「学芸会」と評された、本作の舞台裏の映画化の出来の方は……。


2.悪魔のいけにえ
 ('74 監督:トビー・フーパー 出演:マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン)

 同じ事件を題材にしているとは思えないほどの違いがあるが、これぞまさしく1.が生んだエピゴーネンの一つ。若さと勢いと狂気さえあれば、誰でも傑作ホラーが取れると、全世界のクリエイターたちを勘違いさせた問題作でもある(笑)。ギラギラと照りつけるテキサスの太陽の元、私たちは「見たくない」けどホントは「見たい」場面を次々と見せられて、恐怖のどん底へ突き落とされて……。


3.ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
 ('68 監督:ジョージ・A・ロメロ 出演:デュアン・ジョーンズ、ジュディス・オーディア)

 世代的には「ゾンビ」になるんだろうが、個人的にはこちら。冒頭、単なる背景の一つと思われていた通行人が、実は生ける死者の一人であったことの衝撃。その後、屋敷に立てこもってからも途絶えぬ緊張感。内ゲバ、裏切り、カンリバリズム、人間のありとあらゆるダークサイドを見せられた末、突き放されるように物語は終わる。これもやはり若さゆえの「才気」の結果なのだろうか。


4.フリークス
 ('32 監督:トッド・ブラウニング 出演:ハリー・アールス、ヒルトン姉妹)

 長い間映画ファンをしていると、「二度と見たくない」映画の一本や二本は出てくるものだ。もちろん、出来不出来ということではなく、その内容・テーマ・手法が、こちらの良心やモラルを、とことん刺激して、いやあな気分になってしまうからだが。そして、本作はその代表格。「まともな」人間など、この世にはいやしないのではないか……。


5.ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録
 ('86 監督:ジョン・マクノートン 出演:マイケル・ルーカー、トム・トウルズ)

 そう、どんなに世間やマスコミが隠そうとも、人間は「狂う」のだ。それは先天的だったりも後天的だったりもするが、怖ろしいのはいったんタガが外れてしまうと、「まとも」に戻ることは非常に困難だということだ。たとえ自分を真摯に愛してくれる恋人がいたとしても。絶望的なラストが秀逸な作品。


6.この子の七つのお祝いに
 ('82 監督:増村保造 出演:岩下志麻、岸田今日子)

 岸田今日子の怪演だったり、岩下志麻のセーラー服だったり(笑)と、トラウマポイントの高い本作ではあるけれど、運命の皮肉や、業の深さなど、自分の意思や努力でどうにもならない「闇」が存在することを知ったことが、一番の恐怖でございました。


7.亡霊怪猫屋敷
 ('58 監督:中川信夫 出演:細川俊夫、芝田新)

 「東海道四谷怪談」もいいけれど、はじめての中川信夫体験だった本作を上げる。わずか60数分の中に見どころ満載な、怪談映画の(プログラムピクチャの)教科書みたいな作品。ああ、またこういう作品が作られないかなあ。


8.マーターズ
 ('08 監督:パスカル・ロジェ 出演:モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ)

最近の映画からまず一つ。噂を聞いて輸入盤で見た時の衝撃といったら。30分ごとにそれまでの世界観を覆す、どんでん返しのすざましさ。徹底的にヒロインを追い詰める、容赦のないその非情さ。彼女が狂気の先に見たものは、なんだったのか……?


9.ミスト
 ('07 監督:フランク・ダラボン 出演:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン)

 これまた最近の映画から。あのラストに衝撃を受けたクチだが、個人的に凄いと感じたのはそこにいたるまでの構成。ハリウッド製のヒーロー物の、真逆を行く展開(わかり合えたと思った隣人とは敵対し、主人公のやることなすことは、すべて裏目に出る)に、じょじょにじょじょに絶望の淵へ引きづりこまれていく。ある意味、はじめてキングの原作を越えた作品なのではないだろうか。モノクロ版も見たいなあ。


10.ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス
 ('89 監督:ピーター・ジャクソン)

 暗い話ばかりが続いたので、ホラーはホラーでも明るいドタバタ物を。……といっても、主人公カップルをのぞけば、キ〇〇イばかりという問題作。欲と煩悩を肥大化させ、行きつくところまでイッてしまうのが、初期のP・ジャクソンの真骨頂。最期まで見ると、もはや乾いた笑いすら、浮かばなくなる。大スクリーンで見て、他の観客と一緒に主題歌をハモりたい(オイ)。


 うーむ。「モンスター狂死曲」じゃないけれど、一番怖いのは、やっぱり「人間」なのだという、結論に達したベストテン(一部を除く)になりましたとさ。ちゃんちゃん。
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コメント

『亡霊怪猫屋敷』の現代編で、フレームが横切って怪婆が出現しただけで心臓が凍るような気分にさせられるのは流石だと思うの。
【2012/12/12 20:58】 URL | ロヒキア #-[ 編集]

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