その日暮らしの記
ぼやき日記

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ウーマン・ハンター 狙われた宝石

 億万長者の娘ディナは、自らの過失で両親を交通事故で亡くしてしまう。なんとか日常生活を送れるまでに回復してきたものの、夫のジェリーは仕事にばかりかまけて、彼女は孤独な日々をすごしていた。そんな時隣の別荘にポールと名乗るアメリカ人画家が越してくる。彼女をモデルに絵を描きたいと申し出るポールであったが、どうもその行動には不審な点が多く、ディナは次第に彼を恐怖するようになっていた。そしてあるパーティーの晩、ついに事件が起こるのだが……というストーリー。1972年に放送されたTVムービーで、主演は「かわいい魔女ジニー」のバーバラ・イーデンと「ナポレオン・ソロ」のロバート・ボーン。アカプルコでの現地ロケによるさんさんとした日差しと、けだるいムード音楽に加え、淡々とした物語の展開に付き合っているうちに、次第に見ているこちらは深い眠りの淵へ……ゲフンゲフン。ところが、このままフェードアウトしていくのかと思いきや、ラストで突如はじまるどんでん返しの乱れうち。最初からこれがやりたかったのか、そのためのこのキャスティングだったのか……いや、まさかなあ。他にもB・イーデンに思い入れがあるかないかでも、違ってくるかもしれないですね(私は残念ながら後者でしたけれども)。
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探偵は誰だ

 島田一男「山荘の絞刑吏(別題『G山荘の絞刑吏』/春陽文庫『赤い影の女』収録)」を読む。間羊太郎「ミステリ百科事典」で紹介されて以来、ずっと読みたいと思っていた作品についに遭遇。長野県の人里はなれた山麓にあるG山荘。ここに研究論文をまとめるという名目で長く逗留している玉井次郎こと鈴木正夫は、実は15年前とある銀行を襲撃し店員を殺害した強盗殺人犯の一味であった。彼は事件直後、遠洋漁業船に乗り込んでいたため、警察の手から逃れることが出来た。彼は世界各地を転々とし、あと一月で事件が時効をむかえるという時に日本へ舞い戻り、その時効の日までこの山荘に隠匿しようと考えたのである。ところが今日になって、その山荘に東京から著名な警部がやって来ていることを知る。警部は名を変えて、宿泊客の中に紛れ込んでいるらしいのだ。警察の目的は自分の逮捕なのか? 客たちは誰もが一癖も二癖もある怪しいものばかり。さらに悪いことに巨大な台風の影響でその地から逃れることが出来なくなってしまう。疑心暗鬼にかられた鈴木は次第に追い詰められてしまい、ついには新たなる殺人が……。警部の正体は誰なのか? 鈴木は逃げ延びることができるのか? そして山荘でおきる殺人事件の顛末はいかに? ……というストーリー。
 「事件記者」などで知られる島田一男の本格推理作品。「閉ざされた山荘での殺人」という古典的定番ネタに、犯人探しと探偵探しをシンクロさせていくという変格要素を盛り込んでいるのだが、展開としては暗い影をもつ男女の大人の淡い恋愛模様といった、ベタな通俗趣味の方が強く感じられる作品となっている。ただ要所要所にきっちり見せ場とツイストを(これは「本格」「通俗」共に)配しているおかげで、読んでいる間は飽きることはないし、ラストで主人公が新たなる一歩を踏み出す場面など、なかなか感慨深い物がある(こちらは「通俗」の勝利か)。職人作家がそれまで磨いてきた自らの技量を出し惜しみせずに一気に書き上げた印象。とまれ、このまま埋もれさせておくにはもったいない佳作。

顔のない悪魔

 朝から蔵書を求めて図書館周り。ルート的には渋谷区を中心に、甲州街道を逆走(新宿→初台→幡ヶ谷→笹塚→明大前)したコース。ここらへんも自転車でぐるぐる回ったり、のたのた歩きまわった場所でもあるので、結果的に思い出をめぐる小旅行に。とはいっても本屋だったり古本屋だったり芝居小屋だったするだけなんですけれどもね。
 帰宅後、いよいよ「顔のない悪魔(原題 "FIEND WITHOUT A FACE")」を鑑賞。カナダの田舎町にあるアメリカ空軍の基地の近くで起きる謎の連続殺人。何かと偏見の強い地元民たちは、この事件の根本には軍の秘密実験が絡んでいるのではないかと騒ぎ始める。ところが空軍の方でも、当の実験自体に原因不明のトラブルが頻発しており、事件との因果関係を調べるべく、これらの一連の現象について、空軍基地所属の少佐が調査を開始するのであった。やがて彼は町に隠遁している高名だが変人との噂が絶えない科学者がおこなっている、ある「実験」に目をつけるのであるが……というストーリー。50年代後半にイギリスで作られたSFホラー映画が待望の国内DVD化。その手の本を読めば必ず出てくる、まさしく「顔のない悪魔」と呼ぶにふさわしいそのモンスターたちが、じらしにじらされた挙句、ラスト近くについに姿をあらわし、かつ大挙して襲ってくるさまはさすがに感動モノ。さすがに派手さグロさスピーディーさはないものの、物語を含めなんか全体を覆う牧歌的な雰囲気の中では、あまり違和感も感じられない。核や社会主義に関する認識の温度差も、この時代ならではといった感じか。電動で動くモンスターのおもちゃとか一体欲しいですな(笑)。古典として期待を裏切らなかった快作だと思います。


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偉大なるトボー

 …が「トボー・ザ・グレート」の邦題でDVDが出る様子。マジですか。…しかし、古典SFもホラーはこのままいけばすべて廉価DVDで発売されつくしてしまうのではないか。…されど、それでも安易に買い揃えることの出来ない今の環境の歯がゆさよ。ぶつぶつ。

なぜだか

 咳だけが止まりません。困りましたな。
 「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」を観る。ベン・スティラーが製作・監督・脚本・主演をつとめた戦争アクションコメディ。ベトナム戦争大作映画「トロピック・サンダー」は撮影5日目にして早くも暗礁に乗り上げてしまった。落ち目のアクションスター、麻薬中毒のおバカ系コメディアン、演技過剰のこだわり過多の性格俳優・・・etc。そんな彼らの暴走を舞台劇上がりの英国人監督が統制し切れていないのが大きな原因であった。金満プロデューサーからも手痛い目に合わされた監督は、ついに起死回生の手段を講じることになる。実際に戦争が行われている危険地帯に俳優たちを送り込み、そこのリアルな状況を隠しカメラで撮影しようというのだ。ところが早速現地に乗り込んだ瞬間、当の監督は地雷で木っ端微塵に吹き飛んで死んでしまう。統制を失った俳優陣はなんとか脱出の糸口をつかもうと右往左往することになるのだが……というストーリー。なんとも大法螺な設定に、随所随所に小ネタや内輪話を織り込んで、最終的には火薬の量と力技で乗り切ってしまった作品。個人的には前提となる設定の安易さやはったりを利かすためのベースとなるリアリティの薄さ、またところどころに顔出す乱暴な解釈の無理やりぐあいが気になって、好きなギャグはあれど全体として楽しめたとはちといいがたい。一番のネックは主人公たちの変化の過程がおざなりで、結局成長しないままに終わらせてしまっていることだろうか(変わっているのは回りの状況だけ)。「終わりよければすべてよし」という観点をいじくることが、一番「ハリウッド映画」に対する皮肉になりうるのでは(そうすると映画自体作れなくなるということになるのかな)? 力作だが傑作にはなりそびれた作品だと思います。

そうそううまくはいきゃしない

 あいかわらず調子は悪し。
 今回より会場を蒲田にうつした「文学フリマ」を観にいく。前々から一度覗いておきたかったのだが、会場が近くになったことと、今回購入を検討していたミニコミが出品されることを知って、重い体に鞭打って出かけた次第。ところがその目当てのサークルは出店していませんでしたとさ。おいおい。
 たんなる会場入りが遅れただけなのかなんかトラブルがあったためなのかは不明だが、自分の中でかなり期待値も高かっただけに、この空振りはちと痛かった。結局何も購入せずに退館してしまう。しおしお。
 帰宅してからはごろごろしながら映画を観たり。

さまよう人々

 帰省から戻ってから咳がなかなかとまらない。別に熱もなく頭痛もしないのだが、突発的にとまらなくなるので大弱り。
 とはいえ、今日は知人と会うので午後から吉祥寺へ。天気もいいので久々に井の頭公園を回ってみる。いろいろな大道芸人さんたちが楽しそうに芸を披露している。郊外の休日の一ページ。
 その後は古本屋をちょこちょこ覗く。金もないので見るだけのつもりだったのだが、そういうときに限って出物があったりする。アシモフの「黒後家蜘蛛の会」の揃いが安値で出ていたので購入。
 かつて芝居をうったことのある劇場の側の喫茶店で昼食。その後、歩きながら知人宅でDVDを見ながら帰りの電車に乗りながら、長々とだべるまくる。基本的に気心が知れているということもあるが、どちらも幅広いジャンルにまたがって知識があったりのめりこんだり詳しい人を知っていたりするので、ネタに尽きることはない(これでも7年近く音信不通だった時期もあったんだが)。で、そこから最近の人(まあ若いやつに限らないのであるが)は、ひとつのジャンルに対して深く掘り下げたり妙なこだわりがあるがあるわりに、他のジャンルはもちろん、隣接する同系列のジャンルについてもまったく別物として感心すら抱こうとしていないよな、という話が出た。なんにせよ、私は物事を線や面や立方、はたまた次元や空間で考えたり情報を収集したり行動することの楽しさは、一点でかつ同じところをただひたすらぐるぐる回るだけのそれと比べ物にならないと思うのであるが。私は今はそういった横のつながりがほとんどないのでいいのだが、知人は某業界では知る人ぞ知る有名な人なので、同じ趣味やこれからの連中と接する機会が多くて、いろいろと気苦労もある様子。まあ川べりに馬を連れて行くことは出来ても、水を飲ませるのは至難のワザではあるのだが。だったらとりあえず飲んでみましょうか、って考えるのも少数派なのでしょうかねえ。

帰省疲れ

 というわけで戻ってきたわけなんですけれども。1日から帰っていたのですが、なんか結構タイトなスケジュールで中途でちとダウンしてしまいました。まあ、話題の新種のアレではなさそうなんですけれども。少しずつ調子を取り戻そうと思います。年ですな。
 また実家では、運転中RCサクセションのテープ(CDではない!)をガンガンにかけておりました。...R.I.P....。

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