その日暮らしの記
ぼやき日記

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奴らの墓へ唾を吐く

 「I Spit on Your Grave」(別題 "Day of the Woman")を鑑賞。日本では「発情アニマル」もしくは「悪魔のえじき」として知られている作品。ジェニファーは小説化志望のニューヨーク在住の女性編集者。長編小説の第一作の執筆のため、休暇を利用してとある田舎のコテージへとやってくる。ところが町の若者4人組に目をつけられ、ついには彼らに暴行されてしまう。体だけでなく自らの尊厳とプライドまでずたずたにされてしまったジェニファーは、彼ら1人1人に自分が受けた恥辱以上の凄惨な方法で、復讐を開始するのだが……というストーリー。「レイプ復讐もの」の一本で、プロットなどは当時としても決して目新しいものではないのだが、その「レイプ」と「復讐」のそれぞれの場面描写の衝撃と隠滅さによって、カルトムービーに昇華したもの。傷だらけ泥だらけでボロボロの状態で森をさまうジェニファー(演ずるカミール・キートンはバスター・キートンの姪孫)の姿を、延々と淡々と追いかけるカメラの冷たさ。その目線は、やがて彼女がレイプ犯たちに復讐を行う場面でも常に変わらず、泣き叫ぶ主犯格の男の声を聞きながら、安楽椅子に腰掛ける彼女の姿を一心に映し出す。被害者も加害者も、そして傍観者たちまでもその罪から逃れることは出来ず、重い共犯幻想が全体を覆い、やりきれない気持ちで一杯になります。あれこれ考えさせられて、刺激を受ける作品だと思います。
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読むアニメーション

 昨日の「ロシア革命アニメーション」の上映会で、「読むアニメーション no.00 森卓也の系譜」をやっとこ購入。先日の文学フリマで購入できなかったのはこれでした(11時の開演直後行ったのがまずかったのか?)。映画評論家・アニメ評論家の森卓也氏の仕事を「映画評論」の頃を中心に、一挙に網羅した資料集。あれこれ噂を聞いていたが、それ以上のできばえに圧倒され、今日は一日何度も読み直しておりました。氏の業績のみならず、日本・海外のアニメーションについて研究する人々にとっては必携の書となるでしょう。また図書館詣でが始まりますな。

ロシア革命アニメーション

 ためしに「windows 7 RC版」をサブPCに入れてみたんだが、やっぱりvistaを抜かして使ってみると違和感がバリバリですな。スペックが低いのでXPモードはまだ試していないんですが。
 「ロシア革命アニメーション 1924-1979」を観に渋谷まで。旧ソ連が共産主義思想の植付のために製作されたアニメーションの数々。ところが単なるプロパガンダの枠を飛び越え、独自の手法を織り交ぜながら、よりポップによりサイケによりアバンギャルドに発展していった、なんとも歪な作品が次々と生まれることとなった。特にドイツやヒトラーなどの単純な「仮想敵」が存在した戦前戦中はともかく、東西冷戦を経て、西側、とくにアメリカの、さらにそのカルチャーに対するアンビバレンツな思いが、にじみ出るというより弾け飛んだ70年代後半の二作(「前進せよ、今がその時だ」「射撃場」)の暴走振りは悪夢のようでもある。本当にプロパガンダとして役に立ったのか、いろんな意味で頭を悩ませる怪作ぞろい。今度はユーリ・ノルシュテインのアニメでも観て、頭と心を洗濯でもしましょうかね(とはいえ今回のラインナップの中にノルシュテインがアニメーターとしてさkんかした作品もあるんですけれどね)。

外は涙雨か

 どんな世界であれ、自分がリアルタイムで追いかけてきた業界の人間が、事故であれなんであれ、ふっといなくなってしまう寂しさは堪えられません。心よりご冥福をお祈りいたします。

あれこれ

 考えてモノを増やそうかと検討中。今度は趣味物ではなく生活必需品で。一応最低限度で暮らしてきたのだが、ここらで思い切って生活を変えてみようかと思ったりして。まあ、思いつきなんですけれどね。
 「Angst(1983)」というオーストリア映画を鑑賞(同じタイトルで2003年のドイツ映画があるがそれとは無関係)。老女を殺した罪で服役していた男(役名はズバリ「サイコパス」!)。だがどうやら重い罪には囚われなかったらしく、あっさりと釈放されるところから映画は始まる。だが反省はもちろん、自分の内なる欲望を抑える術すら培ってこなかった彼は、さっそくタクシーの女運転手を襲うのだがキツイ逆襲にあい、ほうほうの体で逃げ出す始末。山道を何時間もさまよったあげく、やがて男は大きな屋敷にたどり着く。そこには知恵遅れの中年男、その老いた母と娘の3人だけしか住んでいなかった。屋敷の中にもぐりこんだ男は、ついにその殺人衝動をその家族にぶつけ始めるのだが……というストーリー。延々と続く主人公の独白、そんな男を嘗め回すように主観的に追いかけるカメラ、単調だがそれゆえに耳に残りやすい侘しい音楽、もはや行き着く先は破滅でしかないとわかっているのに、男の理不尽な行動から、男の一挙手一投足から画面から目を離すことができない。不思議な忘れがたい佳作。ドイツ系のホラー・バイオレンスは、ホントに独特で侮りがたし。日本語版DVDを切に希望。

CHIKARAプロレス JAPAN TOUR in 蕨

 というわけで久々にプロレス鑑賞。しかし駅についたら早速東と西の出口を間違え大慌て。始めていく会場なので大いに迷いましたとさ。後から考えるに、ほぼ一本道だったのにね。
 会場の「イサミレッスル武闘館」は、アイスリボンの常会場(選手がモギリもやっていた)。どこぞの道場か倉庫かといった趣の小さな会場。席は思いっきりリングサイドでしたけどね。それでも客は7・8分ぐらいの入り。
 さて、肝心の試合内容だが、最近の動向をつかんでいないのでアレなのだが、自分のイメージとしては、CHIKARAは日本で言えばDDTのような文科系というかマニア上がりの団体だと思っていた。ところがキャラやスキットはあまり押し出されず、純粋に「プロレス」で魅せようとしていることに、ちと驚いてしまった。一応大日本プロレスとの対抗戦の名目で来日している選手たちだが、今回はCHIKARA同士のカードが前面に出されているので、そういう雰囲気になったのかと予想してみる。
 ただそうなるとROHのような純粋プロレス団体と見比べると、いささかスキル的に見劣りする箇所がどうしても目に付いてしまうし、試合数がわずか4試合では、ちょうど盛り上がってきたところで終わってしまうのは、非常にもったいない気がした。そこら辺は出来れば大日本側で幕間なり場つなぎなりの企画を盛り込んで、試合を引き立ててもらいたかったところなのだが(明日のオールナイト興行に回したのかもしれないが)。
 まあそうはいっても個人的には十二分に楽しめました。こういう生のインディー団体をリアルタイムで目にする機会は本当に貴重なりつつあるので、もっとガンガン宣伝してもっとガンガン興行をうって貰いたいものです。

That's the "Damn" real

 ちびちび観ていた「IWA MS King of the Deathmatch 2009」をやっとこ観終わる。近々某インディー団体の日本公演に行くから、というわけでもないのだが、こういったDVDを観るのも久しぶりであった。だだっ広い田舎の体育館で繰り広げられる試合は、最初はなんとも牧歌的で、ちびっとカルチャーショックでもあったのだが(何しろ硬い胡桃の殻の上で裸足で戦う試合とか……どこがデスマッチやねん)、トーナメントが進むにつれ、遺恨試合や用意された凶器がエスカレートするにつれ、なかなか目が離せなくなってくる。デスマッチという試合形式は真の意味で体を傷つけあう試合形式であるから、当人たちのタフさが売りとなっているのであるが、さらに加えて互いのリスペクト度や信頼度の深さが重要なファクターとなっていることに気づかされる。股間に有刺鉄線を巻きつけられるのも、コンクリートブロックを土台にしたガラスの上にダイブするのも、自分の手に火をつけて相手を殴りつけるのも、相手を信用しているからこそ、そこまで見せるそこまでやりあうということではないだろうか。さらに、ありとあらゆる凶器が乱舞された決勝で、試合を決めたのが(ドラマやショーのような見せパンなどではなく)ゴツゴツとした殴り合いの結果だったということも、それを証明しているのではないかと思う。もっとも単純だがもっともプロレス的な戦い。ちなみに優勝したのは日本でも「バカ外人」として有名なMasadaでした。Conguraturation and Holy F'n Shit !

ツイてることなどありゃしない

 まあ、ちと今週仕事もプライベートもうまくいかないことが多くてイライラしているわけです。でも今日はやっとこ復旧したことがいくつかあったので、これでまた来週もやっていけそうです。ふう。
 そんな気分の時に観る映画ではないことは重々承知の上で、「sadisticum」というドイツ製の残酷ホラーを観てしまった私。若い頃に弾みで女の子を殺してしまった男。彼はその際に異様な快感を覚えてしまうが、何年もそのことを封じ込めて一般人として生活をおくっていた。ところがある日、路上で強盗にあい、理不尽な暴力を受けたことで、内なる殻からその悪しきモノが暴発してしまう。やがて男は秘密クラブで殺人実演ショーを行うようになるのだが、あいにく彼の欲望はそんなところではすでに満足しなくなっていて……というストーリー。「ホステル」あたりからこっち、残酷さ「だけ」を売りにする映画が増えたが、底には底がありまして。終始その殺人鬼たる主人公(なにしろ役名が「Murderer」!)のボソボソとしたモノローグが続き、理不尽かつネチネチとした殺しの場面が繰り返されて、ホトホトいやあな気分にさせられる映画。内容やテーマ云々はともかく、その作品の中でだけで物事が完結してしまっていて、主人公が結局、成長(堕落?破滅?)しないまま終わってしまうというのは、映画として、また物語としてどうかなとは思いました。そんなんじゃあ、こちらのやさぐれた心は癒されませんよう。

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