その日暮らしの記
ぼやき日記

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なかなか

 思い通りにはいかないようで。……って、いつものことか。
 「The Haunted World Of El Superbeasto」を鑑賞。ロック・ミュージシャン兼ホラー映画監督のロブ・ゾンビが、原作・監督・脚本をつとめた大人向けアニメーション。メキシコの人気プロレスラー、スペル(スーパー)・ビーストが、妹のスージー(キャラはまんまトゥーム・レイダー)や仲間たちと共に、悪(というかどちらもやっていることに大差はないのだが)の首領ドクター・サタンと破天荒なバトルとドタバタを繰り返すという展開で、ところどころにどぎついエロやスプラッタをまぶし、さらには過去のSFやホラーのパロディも織り交ぜているという代物。さすがにしゃべくり中心なので、すべてを理解しえたは言いがたいが、上記にあげたマニアックなネタの数々や、実はしっかりカートゥーンの基本もおさえているので、十二分に楽しめる。やるならとことんやらねばな、といういい見本。日本でも公開して欲しい一本。
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ユーアーネクスト!

 といっても、ゴールドバーグではない。
 ジャック・フィニィ「盗まれた街」読了。けっこう古典と言われている作品は、ミステリーにせよSFにせよ、未読の作品が多いのだが、本作もまさにそれ。ドン・シーゲル唯一のSF映画にして大傑作の映画版「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」の印象が強すぎて、原作には手を出していなかったのだが、この連休に意を決して読み始め、これが面白くて止まらない。「親しい家族や友人がいつのまにか別人にかわってしまったかもしれない」という発端の謎から、ぐいぐいサスペンスを盛り上げていく。主人公たちはせまりくる恐怖に慄きながらも、つねに行動によって事態に立ち向かっていく姿がここちいい。バツイチ同士の淡いロマンスや、随所に味付けされたユーモアや伏線処理など見所も多くてあきさせない。そしてもちろん、当時の(あるいは現代にも共通の)社会問題の影も読み取ることが出来る。映画としては最近のも含め都合4度もリメイクしているというのも、むべなるかな。やっぱり昔の作家の技量裁量力量には圧倒させられますなあ。

寒いのに

 じっとしていられない、不思議。
 「Gnaw」というホラー映画を鑑賞。イギリスの片田舎のペンションに泊まりにやってくる若者6人組。のどかな田園風景に心癒され、賄いのおばさんが作るなんとも美味で豪勢なキドニーパイをはじめとする食事のすばらしさに大満足な彼らだったが、一人また一人と何処かへ姿を消してしまう。やがて彼らはペンションの周りをうろつく謎の覆面男の姿を目撃し、さらにはこの宿の恐るべき秘密を知ることになるのだが……というストーリー。「13日の金曜日」から始まるスラッシャー・ムービーの流れをベースに「ホステル」風の残酷描写をブレンドした作品。ただあまりにも悪いテンポとご都合主義の連打にやや鼻白む。殺人鬼から逃げ惑う場面ではスリルが感じられず、その殺人鬼の正体や宿の料理の秘密などもあっさりとネタバレをしてしまって拍子抜け。つまり「サスペンス」と「サプライズ」というホラーの肝となるべき要素が、どちらも台無しにされてしまっているのである。結局残酷描写と取ってつけたようなラストのオチだけではなあ。ちと個人的にはもったいない作品でした

絶賛ご多忙中

 この連休は何もないことを祈る。
 「100 feat」というホラー映画を鑑賞。警官である夫を殺してしまったマーニー。やがて彼女は数年間の服役後、警察による厳重な監視の下での自宅待機へと減刑されることとなった。彼女の足には電子警報機が取り付けられ、自宅から半径100フィート以内でのみ活動を許される状態となっていた。複雑な思いの入り混じった我が家での単調な毎日を過ごすマーニー。だがやがてこの家には自分以外の何かの存在を意識することとなる。そしてついにその姿を現した「何か」とは、なんと死んだ夫のマイクの悪霊であった。マイクは二重人格であり、表では立派な警官であったが、家に帰ればさんざん妻に暴力を振るう残酷な暴君であった。実はマーニーは自らの身を守るため、彼を殺してしまったのである。霊となってもなお彼女の前に立ちはだかり、以前と同じように暴れまわる夫の姿。心も体も傷だらけになっていくマーニーに助かる術はあるのか……というストーリー。監督・脚本は「ヒッチャー」のエリック・レッド。ヒロインに「X-メン」のファムケ・ヤンセン、悪霊夫になんと「ストリート・ファイヤー」のマイケル・パレという布陣。
 これもまたほとんど予備知識なしで見たのだが、これもまたまた拾い物でした。限定された舞台設定に最小限に抑えられた登場人物、いわゆる「幽霊屋敷」モノをベースにはずさない描写(緩急のつけ方が絶妙)とよく練られた場面展開の数々(小道具の使い方もうまい。特に足につけた警報機の顛末はベタだけどうなってしまった)、それでいて変にスプラッターやご都合主義にながれないこだわりと骨太さが感じられる作品。ひたすら一人で困難に立ち向かうたくましいヒロインのF・ヤンセンがはまり役(夫の霊を前に別な男とセックスする時の挑発的な表情が凄い)。なんでこれが未公開なのかね。小品ながら小気味のいい職人芸を感じさせる秀作だと思います。

コミティアへ行くの記

 昨日は別件で休日出勤したのに、なぜだかそれとは違う重い案件が舞い込み、深夜近くまでかかってしまうというトンデモ事態。疲労感と徒労感とやるせなさが爆発しそうだったので、今日はちと無理してコミティアへと向かう。
 こっちに来てからなかなか行こう行こうと思いながら行けずにいたもの。会場に入った当初はなかなか目当ての本・グッと来る本にめぐり合えず、個人的には夏のコミケが不作だったこともあり、暗い気持ちになったのだが、藤本和也氏の豆本(これがあったので参加したようなもの)を手に入れてから徐々にテンションが上がってきて、結果的には満足行く結果になりました。帰って飯もくったし風呂にも入ったし、これから戦利品を吟味するところです。まあこれでまた明日からやっていけそうですな。
 続きはその戦利品。あくまで備忘録(書いておかないとすぐに忘れてしまうので)。

大当たり

 最近購入した漫画が軒並み大当たりでした。
 高橋葉介「夢幻紳士 回帰編」。早川からでている「夢幻紳士」の新シリーズであり、かつ過去にメディウムで連載されていた「怪奇編」のセルフリメイクとなる作品。連載中は昔の作品のイメージが強すぎて楽しめなかったのだが、意を決して購入してまとめて読んでみると、一変してしまった不思議。当時と比べて絵のタッチが変わったことで、一枚一枚一コマ一コマの重みや深さが増したことがその要因の一つかもしれない。「花火」の幻想的な場面や「鬼」の残酷な場面、「蜘蛛」の怪物描写など、ずっと見入ってしまう。物語としては、前作とは違った解釈でまとめた前出の「蜘蛛」や「幽霊船」が好みです。
 小坂俊史「中央モノローグ線」。これも連載時にはあまり乗れなかったのだが、まとめて読むと以下略(twitter風漫画と評されていたサイトもあり、思わず納得)。中央線の各駅に住む年齢も職種もバラバラの女の子たちの日常を描いた4コマで、雰囲気としては「ふたりごと自由帳」などの同人誌関連の作品に近いか。小坂作品共通のテーマともいえる「ヘタレ」も十二分に作中に発揮されているのだが、どれも皆なんというか「前向きなヘタレ」加減とでもいうか、その按配が気持ちいい。三鷹のはずれに住んでいて、中央沿線もウロウロしていて、学生やったり自由業やったりしたこともあるので、なつかしさやら恥ずかしさやらも感じたりなんぞもいたしましたとさ。
 小路啓之「来世であいましょう」1巻。他人の来世の生まれ変わりの姿を見ることが出来る特殊能力を持ち、その中のイケメンの生まれ変わりに恋した天然暴走系美少女が、その当人(は猜疑心の塊の引きこもり系いじめられっ子)を早くそのイケメンに生まれ変わらせようと、まずは自分にほれさせ、そのあとこっぴどくふって自殺させてるというトンデモ計画を実施する。ところがキモくて暗くておかしくてどうしようもないはずのその現世の少年自身と付き合っているうちに、次第に少女の気持ちに変化が生まれてきて……というストーリー。前作「かげふみさん」もすごかったが、今回もおかしな人間の爆発する妄想がハイスピードで駆け抜けていくとんでもない作品となっている。だが、そのテーマも前回同様、まさしく「愛」のカタチというストレートで単純で根本的なことを描いたものなので、素直にその疾走感・猥雑感に身を任せ、マニアックなネタにクスクス笑っていればそれでよし。どこまでデコレートされてコラージュされていくかという興味も増すばかりです。


谷間の休日

 なので、のんびり。寒くなってきたしね。
 「Doghouse」という作品を鑑賞。中年男ヴィンスは離婚をしたばかり。別れた女房に未練たらたらで鬱々とした毎日を過ごしていた。それを知った友人たちは彼を元気つけるため、「男だけの」週末小旅行を計画。それぞれの女房や彼女(一部彼氏もあり)をふりきって、バスを貸切り僻村へと出かけていくのだった。ところがそこの村の様子がどうもおかしい。おのおの散策してみると、なんとウェディングドレスを来た女ゾンビが人肉を貪り食っているところに遭遇。それをきっかけにあちらこちらで女のゾンビの群れがどんどん姿を見せ始めるのであった。彼女らは村中の男を喰らいつくし、次の標的はヴィンスと友人たちなのだ! はたして彼らの運命やいかに……というストーリー。英国製のB級ゾンビ・コメディ映画で、監督は「パンプキンヘッド」や「レザー・ブレイド」などで知られるジェイク・ウエスト。まったくの予備知識なしで見たのだが、これは意外な広いもの。都会の「女」の手を離れて田舎へやってきた「男」たちが、そこで別な「女」に痛い目にあうというシチュが、なんとも馬鹿馬鹿しくていいし、悲惨な状況なのであるが、どうみても彼らはこの危機を楽しんでいるとしか思えない描写の数々も、思わずニヤリとさせられる。そう、これは「男」ではなく「男の子」の活躍を描いた映画なのである。ラスト近く、死んだと思っていた仲間が生きていたことがわかり、何もいわずにその場へとってかえる勇ましさ。大挙して襲ってくる女ゾンビの一群から逃れて駆け抜ける時の爽快感。人は結構あっさり死んでしまうし、残酷描写も(当然)多いのだけれども、なんか楽しいなんか懐かしい気分にさせてくれる映画でした。見てる自分もかなりツボにはまりどうしでしたとさ。日本未公開がもったいない快作。

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