その日暮らしの記
ぼやき日記

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7月いっぱいまで

 ちとめんどくさい状態がつづく。……ひーん。
 久しぶりにDVDを見る機会ができたので、刑事コロンボから「魔術師の幻想」を観る。相手は常連犯人役のジョン・キャシディ。かつてドイツのSSにいた過去を持つマジシャンが、その秘密を握る強欲な経営者を、マジックの公演中に殺害するというストーリー。第五シーズンの一本で、同シリーズどころか全作においてもトップクラスの評価を得ている作品。個人的には最初にみたコロンボがこれだった。で、今回のン十年ぶりの再見だったわけだが、私は最初にコロンボでこの作品を見たことは、めちゃくちゃ幸せだったんだなと痛感。コロンボと犯人との丁々発止のやりとり。ミステリとしての伏線処理やストーリーテリングの巧みさ。見栄えとテンポのよさが光る場面展開。そしてシリーズファンをうほくそえませるユーモア(コートと犬とカミさんと!)。シリーズの魅力がすべてつまった快作だったわけである。ラストのマジック合戦はほとんど覚えておりますた。いい映画やドラマは人に活力を与えてくれますな。まだまだがんばりませう。
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また業務で徹夜

 してしまったので、この週末は体力回復に努めましたのことよ。やりたいこと読みたい本見たい映画、さらには書きたいことも山ほどあるんだがなあ。ふう。

増大派に告ぐ

 を読む。時はベルリンの壁が崩壊した直後の頃。マンモス団地の傍の公園に、一人のホームレスがやってくる。彼はずっと精神を病んでいて、『増大派』と呼ばれるある思想集団から世界を守るべくこの地に戻ってきたのだという妄想に囚われていた。一方、その団地に住む中学生の少年は、崩壊した家庭環境に幻滅し、また学校にも己の生きている世界にも希望を抱くことができず、悶々とした毎日をおくっていた。少年はある朝、偶然そのホームレスと出会うことになってから、徐々にその男と深いかかわりを持つようになるのだが……と言うストーリー。第21回日本ファンタジーノベル大賞受賞作で、なんとも重厚で圧巻な作品。妄想と現実の狭間でゆれる二人の男(というか少年)たちの、甘美で危険な遭遇と、破滅的で残酷な決別を描いている。ところどころに仕掛けられた伏線が、次の場面で巧みに回収されるとともに、彼らの心情や行動へのさらなる掘り下げはもちろんのこと、ぐいぐいとその後の展開(ああもう破綻することはわかっているというのに)への期待を高めていくので、途中でやめることが出来ずに一気に読み干してしまった。著者が同年代ということもあり、また自分がかつては『彼』のような少年であり、『彼』のような大人になってしまっている、という点もこの作品を楽しめた理由なのかもしれない。それにしても、余談だが、大友克洋の「童夢」がまた読みたくなったなあ。


増大派に告ぐ増大派に告ぐ
(2009/11/20)
小田 雅久仁

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