その日暮らしの記
ぼやき日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新宿アウトローぶっ飛ばせ

 原田芳雄追悼。日本映画専門チャンネルにて。
 マリファナの取引に失敗し、相棒の修平とともにブツを奪われてしまった松方直。彼はこの取引の裏で糸を引く別の麻薬密売組織があるとにらみ、「死神の勇次」というあだ名の殺し屋、西神勇次を助っ人として雇い入れることにする。勇次は修平の姉・笑子の昔の男であり、さらに敵の組織の殺し屋・サソリとも因縁の深い男でもあった。着々と敵の組織を追い詰めていく二人だったが、そんな中、笑子がサソリに殺されてしまう。さらなる復讐を誓いあう二人は、ついに敵のアジトに殴り込みを決行する。しかし敵は大量の殺し屋を雇い入れて、彼らを虎視眈々と待ち伏せしていて……というストーリー……なのだが、その実、なんともオフビートな展開の連続なのであった。
 おそらく最初に想定された設定を、役者が演出が製作背景が時代の空気が、次々と打ちこわし変容させていったと思わしき異端の作品。最後の尻切れトンボ的な〆かたも含め、その混沌と多様性が何ともおかしい。原田芳雄はさすがに最後の日活スター・渡に負けない存在感を示しているが、二人の関係は一人の女(梶芽衣子)を交えていても(原田がインポという設定のせいか)、どこかひょうひょうとしたもので、ここでもこちらの期待を大いに裏切る(だから梶芽衣子の死後、死化粧のごとく二人で彼女の体を清めるシーンが、逆に印象的)。
 また、日活無国籍映画→日活ニューアクションの流れを把握する上でも、意外と重要な位置を占める作品であるかもしれないと思いましたです(DVDが出ていないのは残念)。
スポンサーサイト

冷たい熱帯魚

 ご無沙汰しております。
 地元の映画館は一度はつぶれたのだが、俳優のなんちゃらと言う人が、元総理のほにゃららと奥さん同士が懇意になっているを利用して、小屋を復活されたという経緯がありまして。一時期はちと私の好みに合う映画はあまりやってくれなかったのですが、このところ急にあれこれかけてくれてうれしい限り。で、とうとうこれをやるというので、満を持して行ったわけです。20年ぶりぐらいなのですが、相変わらず中はフラットなミニシアター並みだったわけですが。
 映画の方はトンデモナイ出来栄えでした。
 内容云々やストーリーに関しては端折りますけど、この映画のすさまじい点の一つは、とことんまでつきつめていく迫力だと思います。「ここらへんでやめておけばいいだろう」「ここは描かなくてもわかってくれるだろう」というあたりが一切ない。肉は徹底的にばらすところまで見せるし、主人公の立場も徹底的に追い詰めていくしし。見ている方は笑うしかできなくなります。というかフィクションなんだけど、フィクションなのだと必死で思いたいと願うというか。
 もう一つは登場人物たちの二面性が、あまりにもくっきりはっきりと描かれている点がものすごいです。でんでん演じる村田は言うに及ばず、主人公は冒頭から最後までまさしく変化の権化です。それらのバックボーンには吹越満の、これまたすさまじい演技力があるわけですが。
 個人的にちと不満だったのは、一人娘の存在感が希薄(といっても普通の映画のレベルではないですが)だったことぐらいでしょうか。でもそちらもねっとりじっくり描いたら「愛のむき出し」の上映時間を超えるだろうし、意外と若い子には興味がないということにして、自分を納得しようとしたりなんだり。
 私なんぞが今さら言うことでもないとは思いますが、本当にすごいとんでもない傑作だと思います。

プロフィール

geshicchi

Author:geshicchi
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。