その日暮らしの記
ぼやき日記

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必殺仕事人2007

 ……うーん、これはちょっと……なんだかなあ……はあ……。
 まあ、そんなことは忘れて。
 小坂俊史/重野なおき「ふたりごと自由帳」を読む。4コマ漫画誌で活躍する二人が、商業誌で発表している作品とは違った傾向のものを同人誌で発表していたものをまとめたもの。男視点から見た女性像が顕著なのが気になる(まあ当たり前といえば当たり前なのだが)けれども、特にヘタレキャラのギャグ漫画を中心に描いていた小坂俊史が、世界観はそのままにギャグ抜きで違った視点から作品を作り上げている点が面白かった。重野なおきが両思いだったり恋の成就する話が多い中、小坂の方は片思いだったり別れだったり一人遊びの話ばかりなのも興味深い。この調子で少し長めの作品が読みたいな、と思う。
 藤本泉「東京ゲリラ戦線」を読む。乱歩賞作家で謎の失踪をとげた伝説の作家の初長編作品。学生運動華やかな時代。自分の無力さや日常のむなしさから来る反動で、ちょっとした爆弾放火事件を引き起こした女子大生。ところがその事件でアメリカ軍の将校が死亡してしまい、彼女はとあるゲリラ組織から勧誘を受けることになる。そこは大規模な革命を起こすべく潜伏する巨大組織であった。そのリーダーの青年に引かれた主人公は、ゲリラ組織対自衛隊の大掛かりな激突に巻き込まれていくのだが……というストーリー。東大安田講堂事件と同じ年に書かれ、その後の連合赤軍事件や幾多のゲリラ的事件を予見したとも言われる「近」近未来SF作品。ゲリラ組織が表向きはスポーツジムを装って、裏で格闘技や射撃の訓練を施しているというアイデアがユニークだが、その反面確固たる思想もないまま闘争に巻き込まれていく主人公をはじめ、多くの登場人物たちの心理描写の地道な積み重ねが、リアルで痛くかつ重い。はかなげな幕切れの意味も、読み手によっていかようにも選択することができるだろう。氏のその後の作品にも期待。
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