その日暮らしの記
ぼやき日記

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雨の日だからミステリ映画を観よう

 と言うわけではないのだが、新旧ミステリ映画を鑑賞。
 まずは「張込み」。松本清張の同名短編を松竹が映画化した作品。原作は淡々とした描写が印象深い名短編だが、映画版はそこに当時の風景や生活感をリアルに盛り込んだ傑作。有名なタイトルが出るまでの、夏のさなかに横浜から佐賀までの長時間での列車移動のシーンもさることながら、大いなる希望を抱いて東京に出てきた犯人が夢破れて職を転々としながら落ちぶれていく様を、彼が働いてきたその職場やそこに働いている人々に聞き込みすることで、丹念に描いている場面がすばらしい。ただ、ひとつだけ難を言えば、その犯人や恋人に共感させるために掘り下げたと思われる主人公の刑事のエピソードが、逆にちと蛇足めいているように見えること。そのせいでラストの無常観ややるせなさを感じさせる彼のモノローグが、原作ほど生きていなかったように思える。脇役陣は皆味があっていいのになあ。
 続いて「犬神家の一族」。角川映画第一弾として、また横溝正史の金田一耕助像を決定的なものにした作品として今なお語り継がれる大作を、監督の市川崑自身がそのままリメイクしたことで話題になった作品。知人からは「そのまんまだから」と言われていたのだが、ホントそのまんまだったとわ。しかしこちらは「リアル」とはかけ離れた作品となっていた。オリジナルをなぞった部分にその傾向がやっぱり強く、個人的に楽しめたのはオリジナルにはない場面や、同じ場面でもその役を自家薬籠中にして俳優が見せてくれた場面。やっぱり新作の方が良かったのでは、とは思う。最初は「本陣殺人事件」があったみたいだが、あれは人があんまり死なない(笑)から没になったとか。だったら映画化されていない「仮面舞踏会」(人はいっぱい死ぬし、犯人は……だし)とか、「黒と白」(現代の団地に現れる金田一耕助のシュールさよ)とか「夜歩く」(○○○男のすげ替えトリックが光るキ○○イ屋敷の連続殺人!)とかとか。オリジナル版「犬神家の一族」がもたらした呪縛をそろそろ解き放っても良いとは思うのだが。
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