その日暮らしの記
ぼやき日記

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今度お金が入ったら

 TV……じゃなくて、まず手袋を買いませう。
 伊藤明弘「ワイルダネス」6巻を読む。さて今巻もドンドンパチパチ、ドカーンバリバリとアクションのつるべ打ち。それぞれの思惑を持った連中が、互いの存在や生死もわからぬまま、物語の黒幕たる敵の施設に乗り込んで、おのおの大立ち回りを繰り広げる。白眉は初登場の商売女上がりの女二人組の殺し屋。彼女らは一応敵方に雇われた立場なのだが、その場の気まぐれや思いつきとしか思えない行動を引き起こし、血の海と死体の山が次々と築かれていく。なんか真面目に職務を全うしている連中や、ちゃんとした理由をもって行動している主人公たちが、なんともばかばかしく見えてくる不思議。もう行き着くところまで行ってほしいが、そうなると終わりはいつになるのやら。
 唐沢なをき・唐沢よしこ「けんこう仮面」を読む。不規則で不摂生で不眠不休で不条理ギャグを生み出している漫画家が、健康で健全な健やかな生活を送るべく、さまざまなクリニックや癒しグッズなどを試しまくるという体験漫画。もちろん「健康になる」ということは建前でしかなく、いかにネタにするかいかに面白く見せるかに焦点をしぼっていることはいうまでもない。個人的には大阪にあるという、耳かき専門のお店が気になりましたのことよ。しかし、「健康のためなら命はいらぬ」というのはけだし名言であることだなあ。
 こうの史代「この世界の片隅に」上巻を読む。太平洋戦争中の広島。絵を描くのが上手でちとのんびり屋の浦野すずは、突然呉の町に嫁ぐことになる。そこでも、のんびりマイペースで暮らしていくすずであったが、時勢や人々や生活はゆっくりと、かつ大きく変化の兆しを見せ初めて……という物語。本巻ではいわば長いプロローグのような形となっていて、ユーモアやとぼけたオチなどは相変わらずだが、それでもところどころにさりげなく挿入されている、こちらがドキッとさせられるような言葉や画面が目を引く。特にすずとその夫となる周作、そしてすずに淡い思いを抱いていた水原との関係が書かれている場面は、いつの時代どこの国でも誰もが想い体験するようなことの、はかなさや重さがにじみ出ていてなんともいえない気持ちになってくる。連載の方では彼らの関係がさらに一歩踏み込んだものになっているのだが……。「戦争もの」というくくりだけで、あつかってしまうのはもったいない作品。オススメ。


ワイルダネス 6 (6) (サンデーGXコミックス)ワイルダネス 6 (6) (サンデーGXコミックス)
(2007/12)
伊藤 明弘

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けんこう仮面 (ビッグコミックススペシャル)けんこう仮面 (ビッグコミックススペシャル)
(2007/12)
唐沢 なをき

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この世界の片隅に 上 (1) (アクションコミックス)この世界の片隅に 上 (1) (アクションコミックス)
(2008/01/12)
こうの 史代

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