その日暮らしの記
ぼやき日記

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見えないものの影

 とはいえ、小松左京の同名長編とは何の関係もなく。
 まあ、仕事も始まりいきなり作業に借り出されたと思ったら翌日は暇で暇で待ちぼうけを食らわされたり、表面上は平和に見えていても、皆いろいろと不満を持っていたり裏ではこれまたいろいろと人間関係やらがどろどろしていたり。久々なんでちと疲れちゃいましたがな。画面の見すぎで目も痛くなったしな。
 DVDで「ノーカントリー」を鑑賞。今年のアカデミー賞で4部門を受賞した話題作。劇場で見たかったのだが、どうもタイミングが悪く結局レンタルとなりました。麻薬取引のもつれによる殺し合いのあった現場を偶然訪れたモスという名の中年男。彼はその取引に使われるはずだった大金の入ったスーツケースを見つけて、それを持ち出してしまう。しかし家に戻ってから、唯一まだ息のあったメキシコ人を放置してしまったことに良心の痛みを感じ、夜遅くに現場に戻ってきてしまう。そのことが取引にかかわっていた組織に知られることとなってしまい、彼はシュガーとなのる殺し屋に命を狙われることになるのだが……というストーリー。
 物語は「ファーゴ」のような壮大かつ残酷な法螺話に近いのだが、「ファーゴ」の時のような救いや未来への希望のようなものは、この作品にはほとんど見られない。冒頭からボコボコ人が殺されていき、ドバドバ血も流れ、目を覆いたくなる場面も数多い。もはやその展開は一歩間違えばギャグにしか見えないのだが、ジョシュ・ブローリン、ハヴィエル・バルデム(最高!)、トミー・リー・ジョーンズといった味わい深い渋い役者たちが演じる登場人物たちの一挙手一投足がじっくりかつ重厚に積み重ねていくことによって、なんともいえない説得力にとらわれてしまい、画面から目を離すことができなくなっていることに気づく。ありえない話のようでいて、実は見ているこちらの世界でも十分ありうる物語のように思えてくるのである。そしてそこには次に何が起こるかわからない、「見えない」恐怖も待ち構えていて……。なんともすごいなこりは。
 見終わった後はいろんな意味で、どっと疲れた作品でした。あと、やっぱり劇場で見ておきたかったです。マル。
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