その日暮らしの記
ぼやき日記

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新パパイラスの舟と21の短編

 とんでもない本だ。
 「ミステリマガジン」で連載されていた架空のテーマ別アンソロジー編纂エッセイに、その各テーマにそった作品を掲載する。なかなか面白い企画だなと思ったし(えらそーに)、スレッサーの単行本未収録作品が掲載されることも知っていたので、その部分だけ確認して後は図書館で借り出そうかなとか安易に考えていたのだが。
 いやはやとんでもない本でした。
 まず、最初のミステリエッセイが30年以上の時を越えて、魅力満載なのである。少しばかり固苦しく、少しばかり自虐的ではあるけれど、何より楽しそうに各テーマや収録作の見所を伝え、ちょっぴり誇らしげなのも微笑ましい。こちらの好奇心や自尊心も大いにくすぐられてしまう。各テーマの選定作見ごたえのあるものがそろっていて、さらに事細かに配された注釈と邦訳リストの重量が圧巻。最近じゃあ初出も原題も、はしょったり出鱈目なのも多い中で、この親切過剰ぶりには頭が下がる(当然人名索引もあり)。そして併録された作品も短編好きにはたまらない、一癖も二癖もあるものばかり。やられました。
 あとスレッサーといえば、いきなり冒頭(詳細は第二章にて)でスレッサーの未訳短編が紹介されていて、これがまたなんで未訳なんだ、というぐらい面白そうな作品なのですね。本屋でここの部分を読んでしまって、もう我慢ができなくなってしまいました(笑)。少々お値段も張りますが、十分元は取れてお釣りがくると思います。
 何度もいいますが、ほんとにほんとにとんでもない本です。
 ぜひとも多くの人に読んでもらいたい、超オススメな一冊でございます。



〈新パパイラスの舟〉と21の短篇〈新パパイラスの舟〉と21の短篇
(2008/11)
小鷹 信光

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コメント

短篇好きにはこたえられない本ですね。
読んでいて、スレッサーを始め、好きな短篇作家の名前が次々と挙げられていくのが楽しいです。
でもリッチーとかトゥーイとか、本来なら完全に忘れ去られているようなマイナー作家たちの本が、今現在流通している本で読むことができる、という状態も、考えたらすごいことなのかもしれませんね。
【2008/11/18 21:26】 URL | kazuou #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
この本を気に、さらにスポットが当たる作家も出てくるかもしれませんね。ますます楽しみです。
【2008/11/18 22:11】 URL | げし #ItxbjV56[ 編集]

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