その日暮らしの記
ぼやき日記

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大当たり

 最近購入した漫画が軒並み大当たりでした。
 高橋葉介「夢幻紳士 回帰編」。早川からでている「夢幻紳士」の新シリーズであり、かつ過去にメディウムで連載されていた「怪奇編」のセルフリメイクとなる作品。連載中は昔の作品のイメージが強すぎて楽しめなかったのだが、意を決して購入してまとめて読んでみると、一変してしまった不思議。当時と比べて絵のタッチが変わったことで、一枚一枚一コマ一コマの重みや深さが増したことがその要因の一つかもしれない。「花火」の幻想的な場面や「鬼」の残酷な場面、「蜘蛛」の怪物描写など、ずっと見入ってしまう。物語としては、前作とは違った解釈でまとめた前出の「蜘蛛」や「幽霊船」が好みです。
 小坂俊史「中央モノローグ線」。これも連載時にはあまり乗れなかったのだが、まとめて読むと以下略(twitter風漫画と評されていたサイトもあり、思わず納得)。中央線の各駅に住む年齢も職種もバラバラの女の子たちの日常を描いた4コマで、雰囲気としては「ふたりごと自由帳」などの同人誌関連の作品に近いか。小坂作品共通のテーマともいえる「ヘタレ」も十二分に作中に発揮されているのだが、どれも皆なんというか「前向きなヘタレ」加減とでもいうか、その按配が気持ちいい。三鷹のはずれに住んでいて、中央沿線もウロウロしていて、学生やったり自由業やったりしたこともあるので、なつかしさやら恥ずかしさやらも感じたりなんぞもいたしましたとさ。
 小路啓之「来世であいましょう」1巻。他人の来世の生まれ変わりの姿を見ることが出来る特殊能力を持ち、その中のイケメンの生まれ変わりに恋した天然暴走系美少女が、その当人(は猜疑心の塊の引きこもり系いじめられっ子)を早くそのイケメンに生まれ変わらせようと、まずは自分にほれさせ、そのあとこっぴどくふって自殺させてるというトンデモ計画を実施する。ところがキモくて暗くておかしくてどうしようもないはずのその現世の少年自身と付き合っているうちに、次第に少女の気持ちに変化が生まれてきて……というストーリー。前作「かげふみさん」もすごかったが、今回もおかしな人間の爆発する妄想がハイスピードで駆け抜けていくとんでもない作品となっている。だが、そのテーマも前回同様、まさしく「愛」のカタチというストレートで単純で根本的なことを描いたものなので、素直にその疾走感・猥雑感に身を任せ、マニアックなネタにクスクス笑っていればそれでよし。どこまでデコレートされてコラージュされていくかという興味も増すばかりです。


夢幻紳士 回帰篇夢幻紳士 回帰篇
(2009/10/23)
高橋葉介

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