その日暮らしの記
ぼやき日記

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たとえば、こんな話

 自分の価値観、というか論理に即さない人がいて、それでも無理やりというか、一方的(高圧的)に俺様ルールをその相手に押し付けておきながら、それを拒絶すると、相手に非があったとばかりに粘着したりする人って、どうなのかな、と思う。その時点でそんな人間の主張は、正しいか正しくないかは別にして、受け入れがたきものとなってしまうと、さらに、思うですが。
 閑話休題。
 ウォラス・ヒルディック「ブラックネルの殺人理論」を読む。イギリスからアメリカに渡ってきたブラックネル夫妻。彼らは風習の違いか生来の不器用さからか、なかなか地域に溶け込むことができないでいた。特に夫のロナルドの方はいらいらし通しで、二人の喧嘩も少なくなかった。ところが数ヶ月前から、ロナルドは人間が変わったかのように生き生きし始め、活気や明るさに満ち溢れ始める。妻のパットはそんな変化をいぶかしみながらも、前向きにその変化を受け入れていた。ところがある日、偶然彼女は夫が日記代わりにつけていたと思しきノートを読んでしまう。そこには恐るべき真実が記されていた。ロナルドは自らのストレスの抑制と平穏な精神の構築のため、社会の害となる人間たちを独自の論理をもって殺してきたのである! そのノートには関連する事件の新聞の切り抜きもあり、確かに彼の犯行をにおわせてはいるのだが……。夫は本当に殺人鬼なのか? それとも誇大妄想症なのか? パットは自らの気持ちと事実関係の整理のため、夫の記述を模写し、かつ自らの心情をつづり始めるのだが……というストーリー。ミステリマニアの中では、カルト的人気のある作品として知られ、しかも原作者は「こちらマガーク探偵団」の作者でもあるという代物……なのだが……どうにも読みづらくてしかたがなかった。主人公夫妻の性格設定がちと特殊せいか、ちっとも感情移入できないし、ちっともサスペンスが盛り上がらないのだ。『「狂っている」のは夫なのか妻なのか?』という魅力的なお膳立てを準備していても、根底となるルールがあいまいされているので、悪く言えば「なんでもあり」な状態になってしまっているのである。ラストで一応伏線のようなものも回収されるのだが、なんとももったいない形になってしまっているように思えたし……。うーむ。ちと期待値が高すぎたか。まあ私の読み取り方が浅かった、という可能性の方が高いとは思うのだが。しおしお。
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