その日暮らしの記
ぼやき日記

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新宿アウトローぶっ飛ばせ

 原田芳雄追悼。日本映画専門チャンネルにて。
 マリファナの取引に失敗し、相棒の修平とともにブツを奪われてしまった松方直。彼はこの取引の裏で糸を引く別の麻薬密売組織があるとにらみ、「死神の勇次」というあだ名の殺し屋、西神勇次を助っ人として雇い入れることにする。勇次は修平の姉・笑子の昔の男であり、さらに敵の組織の殺し屋・サソリとも因縁の深い男でもあった。着々と敵の組織を追い詰めていく二人だったが、そんな中、笑子がサソリに殺されてしまう。さらなる復讐を誓いあう二人は、ついに敵のアジトに殴り込みを決行する。しかし敵は大量の殺し屋を雇い入れて、彼らを虎視眈々と待ち伏せしていて……というストーリー……なのだが、その実、なんともオフビートな展開の連続なのであった。
 おそらく最初に想定された設定を、役者が演出が製作背景が時代の空気が、次々と打ちこわし変容させていったと思わしき異端の作品。最後の尻切れトンボ的な〆かたも含め、その混沌と多様性が何ともおかしい。原田芳雄はさすがに最後の日活スター・渡に負けない存在感を示しているが、二人の関係は一人の女(梶芽衣子)を交えていても(原田がインポという設定のせいか)、どこかひょうひょうとしたもので、ここでもこちらの期待を大いに裏切る(だから梶芽衣子の死後、死化粧のごとく二人で彼女の体を清めるシーンが、逆に印象的)。
 また、日活無国籍映画→日活ニューアクションの流れを把握する上でも、意外と重要な位置を占める作品であるかもしれないと思いましたです(DVDが出ていないのは残念)。
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コメント

中野の70年代アングラ特集、浅草三本立て、テレ東の深夜放送で見ています。個人的には邦画のマイ・フェイバリット入りです!

「野良猫ロック」だと長谷部安春に軍配があがるけど、日活ニューアクションだと断然こっちだね。

ラストのヘリが団地の間でスイングするのって、ゲリラなのかなーとか、大映から成田三樹夫が招かれるダイニチ配映体制とか、色々と混沌しています。若かりし、沖雅也も!

冒頭の新宿駅から撮影も快調で、あのスキャットのメインテーマはアニメの『ルパン対ホームズ』でもセルフ・リメイクされているらしいです。

原田芳雄氏が亡くなった報を受けた際に、真っ先に思い出した映画がコレで、全編に漂うやるせなさ、クールさ、忘れていた感慨を色々と思い出させてもらいました。本当になんでソフト化してないんだか?

他に日活ニューアクションだと『反逆のメロディ』『野良猫ロック 暴走集団71』があるけど、俳優・原田芳雄としては『さらば箱舟』とかかなー。

【2011/07/21 11:35】 URL | ロヒキア #-[ 編集]
コメントどもです。
「反逆のメロディー」「暴走集団’71」は今月の特集でやります→ttp://bit.ly/n0gsZK 9月には「原子力戦争」もやるらしい。
未ソフト化はやっぱりダイニチだからかな、とも思うが、渡哲也あたりが止めてたりして。
【2011/07/21 16:08】 URL | げし #ItxbjV56[ 編集]

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