その日暮らしの記
ぼやき日記

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本屋の話その2

 GW中、ふと思い立って私が前に勤めていた本屋に寄ってみた。あれからもう6年以上たっているし、私と一緒に働いていた連中はもういないことはわかっていたから、まあ別に何かの期待があったというわけではない。まあちょっとしたきまぐれであったわけだ。久しぶりに訪れたその店は大きく変貌していた。以前よりも半分以下の広さに縮小されていて、薄汚れた棚の品揃えも非常に悪くなっていた。
 私がいたころはもうバブルははじけていたし、当時からもう本は売れない売れないといわれ続けてきた。それでも結構積極的に売ろうと入荷数を増やすため取次ぎや出版社とバトルしたり、陳列や棚揃えを充実させようとない頭を絞っていた。今のその店の実情がどのようになっているかは想像や勝手な思い込みでしかなく、自分がいた頃の思い出を美化しているだけに過ぎないのだろうが、ただ雑然として活気が感じられない店内は、惰性だけで運営しているようにも見えた。
 私は地元で行きつけだった本屋が閉店した時のことを思い出していた。そこは商店街の一角にある2階建てだが敷地の狭い書店であったが、他の店には見られない個性的な品揃えが魅力的だった。サブカル系の書籍はいつもそこで買っていたように思う。
 だがその店も近くに大型書店ができたせいか、徐々に規模を縮小し始めて棚も空きが目立つようになっていった。うっすらと商品には埃がつもり、通路は取次からのダンボールが山積みされて塞がれていた。そんな状態の閉店間際の末期に訪れたときには、いいようのない寂しさを感じたものだ。その同じような感じを、かつての勤務先の店でも感じることになるなんて。
 私は自分のちっぽけなノスタルジアが霧散していくのを感じながら、山川直人の新刊を買ってその店を出た。
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コメント

映画館つーか、あのビルが無くなって、あの一帯は用事がなくなってしまったので、確かに行かなくなったよなー。
【2007/05/12 15:11】 URL | ロヒキア #-[ 編集]
あの建物の跡地が未だ放置されたままってのはどういうことなんだろうね。
【2007/05/13 21:53】 URL | げし #ItxbjV56[ 編集]

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